2011年02月04日

「日本人は何を学ぶべきか~近代社会の騙しの構造」第2話~自由市場など幻想である

こんにちは
先週より始まった『日本は何を学ぶべきか?~近代社会の騙しの構造』シリーズ

>今回のシリーズでは、(金貸しに都合よく作られた)近代社会全体が騙しで成り立っていることを明らかにしていきます。世界の中でもいち早く豊かさを実現し時代の最先端にいる私たち日本人こそが、次の時代を考えるために、近代社会の騙しの構造を学ぶ必要に迫られているのではないでしょうか。<
(第1話プロローグより)

今日は、これまでの経済学で常識とされていた法則の嘘を明らかにするために、「自由市場は幻想」を取り上げていきたいと思います。
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■遂に国の借金が1000兆円へ
国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」(債務残高)が、2011年度末に約997兆円となって過去最悪を更新し、1000兆円の大台に迫る見通しであることが、1月26日発表の財務省の試算で明らかになりました。
直接的な原因は現政権のバラマキ政策にありますが、その背景は、リーマンショックを引き起こした経済の規制緩和→金融資本のグローバル化という「自由市場」を推し進めた結果にあります。
市場は自ら軌道修正することができないまま暴走し続け、その後始末は今や全ての国家(国民)に押し付けられました。
また、自由市場と言いながら、特定の業界を利するためのエコポイント・エコ減税制度といった景気刺激策の数々。これらの制度を維持するために投入される国税の原資については、今後消費税の増税論議は避けられそうにありません。


■自由市場など幻想である
「近代」という時代は、「旧い身分制度からの脱却」として始まったと一般的には言われています。
それは、政治だけでなく、経済システムにおいても同様に語られます。


「自由市場」=全ての人が参加できる「市場」では、需要と供給の自己調整機能に任せることで、「神のみえざる手」が働き、最適化される。
つまり、自由放任は、すべての人、すべての企業を満足させるのであり、その社会の資源を最大限有効に使うのである、と言われています。

しかし、第一話で述べたように、

つまり、この「力の相続」は近代以降も現に行われており、身分制度から解放されたというのは、ほとんど嘘であることが指摘できるのである。

ということが明らかになった今、「自由市場こそが全ての人、すべての企業を満足させる」という既成概念もまた幻想であることを私たち日本人は学ぶ必要がある。
「るいネットの秀作投稿」の中から、以下の投稿を紹介します。

◆『 潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
生存圧力が衰弱すると、私益追求の欠乏も力強さを失って徐々に衰弱してゆく。そして’70年、三種の神器が行き渡り、ほぼ豊かさが実現されると、物的充足が飽和限界に達したことによって需要が頭打ちとなり、市場は拡大を停止するしか無くなった。
需要の頭打ち(→市場縮小)に危機感を感じた財界、政界および学者、官僚、マスコミの者たち(以下、特権階級と呼ぶ)は、不足する需要を補うために、今日までに900兆もの資金を市場に流し込んできた。そして残されたのが、もはや返済不可能な国の借金である。(注:但し、金貸し=中央銀行から紙幣発行権を剥奪し、国家紙幣を発行する形に切り換えれば、忽ち国の借金はゼロになる。)
’70年以降の大本営が発表するGDPから、毎年市場に注入された国の借金(国債・地方債etcの借入金)によって作られた人工需要を引くと明らかなように、毎年のGDPはマイナス成長となる。
つまり、自由市場は、豊かさが実現された’70年以降、縮小過程に入ったのである。現在の市場は、国家による資金注入という輸血装置によって生き延びている人工市場なのであって、決して自然な需要と供給に委ねられた自由市場なのではない。従って、当然、大きな歪みが発生してくる。

これを図解化してみましょう。


          豊かさの実現
             |
             V
         ’70需要が頭打ち
             |
             V
          市場拡大停止──>特権階級の危機感△
         【自由市場終焉】        |
             ∥              V  
             ∥         累計900兆もの資金注入
             V         (国債=借金)
          人工的に市場維持 <───┘  
  【現在の市場=輸血経済(人工市場)】
上記の記事・図解からもわかるように、自由市場(=自由放任の完全競争社会)が成立する条件とは、「貧困の圧力が高い」ことが大前提。
このような状態の場合、【貧困の圧力が高い→需要がある→市場が拡大する】という関係式が成立します。人々の豊かさ期待に応える結果として、市場が拡大していたのです。
しかし、豊かさを実現した以降は、必然的に需要が減少する。当初結果でしかなかった「市場の拡大」が目的としてすりかわり、その維持のために需要を無理やり作り出す必要が生まれた。そして、現在は国家の借金を投入することでしか市場を維持できない「輸血経済(人工経済)」というのが実態なのである。
つまり、「自由市場=幻想」であり、貧困が消滅して以降、この事実に触れていないこと自体が騙しなのである。
冒頭で取り上げた国の借金問題は、この事実を見つめない限り、決して解決しないことを私達日本人は知る必要がある。
次回は、人々の欠乏と断層を生みながら、何故「市場拡大絶対」というイデオロギーだけが残り続けたのか?について明らかにしていきます。

List    投稿者 hiromi | 2011-02-04 | Posted in 08.近現代史と金貸し2 Comments » 

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コメント2件

 ★ようこそ「イサオプロダクトワールド」へ★isao-pw★ | 2011.10.23 1:01

★誰も書かない原発列島、恐怖の実態!

★未曾有の災厄に見舞われた福島の不幸!明日は我が身の現実を直視せよ!<画像はクリ

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