2010年12月15日

新しい潮流シリーズ-5~新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積~

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前々回、前回では、社会捨象→不全捨象の充足基調の時代を経て、さらに私権統合の崩壊の到来を契機とする社会収束への潮流の流れを、時代を追って見てきました。
2000年頃。私権統合の崩壊と共に社会収束の潮流が芽ばえつつも、人々は答えがないので課題捨象の充足基調に留まっていました。今回は、るいネット必読投稿「新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積」の本文を紹介しつつ、ついに捨象しきれなくなった社会不全が認識欠乏を生起させ、それが2010年の今日、認識収束を顕在化しつつある事例を見ていきたいと思います。
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以下、るいネット必読投稿「新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積」の本文を引用します。

しかし、社会不全は、解脱や誤魔化しの言葉で捨象する事はできない。
●自然圧力や同類闘争圧力etcによる本能不全は、スキンシップの親和充足でそこそこ解脱(解消)できる。
●権力による抑圧etcによる私権不全=共認不全は、親和充足(その極が涙と笑いである)と代償観念(規範観念や価値観念etcの感応観念)で、かなり解脱(解消)できる。
●社会不全や統合不全は観念不全であり、答え(=構造観念)によってしか、解脱(解消)できない。
注:私権不全=共認不全からの解脱は、貧困苦の時代は涙と笑いだったが、貧困の消滅した’70年代以降は笑いだけに収束した。
注:人間関係の軋轢は共認不全だが、そこから逃避した関係閉塞は統合不全なので、もはや笑いでは解脱(解消)できない。
注:統合不全の関係閉塞型は不全に強く囚われており、答え欠乏が強いが、答えがない(従って課題捨象もできない)という悪循環に陥る。

人類は500万年の歴史の中で、新たな機能を獲得して不全を解消してきました。上記本文をみれば、本能不全には共認機能で、共認不全には観念機能で、恒常的な不全を解消してきました。
ところで、私権時代の共認不全は親和充足と観念によって解消していますが、この観念は代償観念です。これは現実の不全を捨象するための観念で、これによって現実の不全が根本的に解決したわけではありません。例えば
・古代宗教に代表される観念によって、貧しくつらいどうしようもない現実を捨象することができました。
・私権序列は序列規範によって秩序化されていますが、この序列規範があるからこそ、例えば上司や先輩からの理不尽な指示や命令であっても、人はある程度納得して従っていました。
・親和充足さえも、私権圧力によるストレスの解消が目的なので、私権観念を下敷きに、芸能が提供する「涙」と「笑い」に充足していました。
これら代償観念は、私権圧力による私権不全を解消するために作られた観念です。人々は、充足は得られはしましたが、私権圧力を受けている現実はなんら変わることがなかったのです。

社会不全は答え(=新しい認識)によってしか解消されない。つまり、社会不全を従来の解脱様式で捨象することは出来ない。(例えばテレビは私権不全から社会不全への大転換によって、完全にズレた物となり果てた。)また、「等身大の幸せ」etcの言葉=頭でいくら捨象しても、解脱充足先がない以上、不全は解消しない。その上、不全の増大につれて充足基調の充足度も、どんどん低下してゆく。

そして私権統合が崩壊すると、その私権不全解消のために作られた代償観念がその目的を失い、全く役に立たなくなります。参考:「テレビ時代の終焉
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上記はこちらよりお借りしました。
私権統合の崩壊は、新たな不全を顕在化させました。それが「社会が何かおかしい。この先、社会がどうなるのかわからない」という「社会不全・統合不全」です。
社会不全・統合不全は観念地平での不全、いわば観念不全です。つまりこれまで私権圧力の解消のために使っていた代償観念にかわる新しい観念を獲得していく必要があるということを、この本文は私達に教えてくれます。

従って、社会不全→外向欠乏の上昇によって、答え欠乏=認識欠乏が顕在化してくるのは時間の問題である。しかし、間違ってはならない。人々は潜在思念の源に強い社会不全を孕んでいるからこそ、充足を(つまりは、答えを)求める。実際、人々は愚痴や批判ではなく(そんな言葉は聞きたくもない)、何か答えになりそうな可能性の感じられる新しい認識を求めているのである。

社会不全は社会収束へ、そして答え欠乏即ち新たしい認識の必要へと収束していきます。2002年当時では、まだまだ潜在だった認識欠乏は、8年を経た2010年、ついに顕在化してきました。
多くの人々が、新たらしい認識を求め出しています。
新しい認識は、みんな充足とともに拡がっていく
スカイプサロン
また子供達も、人の役に立ちたいという思いから、遊びよりも勉強⇒認識へと向かっています。
誕生日プレゼントで塾を増講?!
人々は今、観念不全から新しい認識の必要へと、向かっています。私権観念に代わる全く新しい、そして普遍的な事実観念へと。

List    投稿者 heineken | 2010-12-15 | Posted in 未分類 | 5 Comments » 

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コメント5件

 たっぴ | 2011.09.01 11:38

皆殺し状態を経験→救いを求め架空観念へ。
 
このような戦乱後の架空観念は、共同体が破壊され、地縁血縁が破壊された農民層には滅法響いたのだと思います。
もう、こんな世の中は嫌だ、せめてあの世で嘗てのような先祖共通の充足や、共同体的充足を得たいというものだったのだとおもいます。
最下層には、均田制により等しく私権獲得の可能性や、
仏教を上層部には、科挙制度による私権獲得の可能性と、集団を統合しやすいように宗教を用いたということですね。
本能を直撃する戦乱の時代。
仏教という末法思想が人々を代償的にすくった。

 にしか | 2011.09.02 21:04

たっぴさん☆コメントありがとうございます(*^^*)
>共同体が破壊され、地縁血縁が破壊された農民層には滅法響いたのだと思います。
そうなんです!共同体が破壊されたところがポイントなんです!村落共同体が残っている状態なら、まだつらい厳しい状況でも、仲間との充足を糧に生きていけますよね。。。
現実を捨象した代償充足に収束しているという意味では、現代も通じるところがありますね(><)

 こば | 2013.01.12 11:49

大分前の記事ですが、このシリーズを一気に読みました。とても勉強になりました。
出来れば現在の中国共産党まで解説して頂けると有り難いです。
お忙しいとは思いますが、、、

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