2010年03月30日

3/28なんでや劇場レポート(2) 自分発→みんな発へ、否定→実現への転換

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ところが、2010年代は自分発からみんな発への転換期であるが故に、誰しもが古い私権体質・自分体質を残存させている。その結果、みんな発の地平に立てず、能力を十分に発揮できないという事態に直面する。
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●古い体質の残存例
【1】人間関係が苦手で、関係捨象するタイプ。
頭では「みんな第一」と言いながら人間関係を捨象していては話にならない。「みんな第一」を肉体化するためには、何が何でも関係づくりに励むことが不可欠。
【2】もっと普遍的な、ほとんどの企業が頭を抱えている問題。弱者体質・敗北体質から言い訳・誤魔化しを繰り返すタイプ。これは面従腹背という私権時代特有の問題である。
私権圧力が強い時代でも、私権圧力が社会の隅々にまで浸透することはなく、圧力が働かない隙間の自由空間が存在する。自由空間では自我発の自己正当化・他者否定が蔓延ることになる。自我からすれば、腹の底から上を認めていないということ。これが面従腹背である。上辺だけ合わせて都合の悪いことは隠蔽、誤魔化し、言い訳に終始する。
それでも私権圧力が強い時代は、家父長に対して妻子が日常的に言い訳を繰り返すことは許されず、自我は一定封鎖されていた。ところが現代、私権圧力が衰弱、かつ市場縮小で成果が上がらないという状況で、ほとんどの企業で言い訳・誤魔化しが横行し、私権企業は危機に瀕している。私権体制は崩壊過程に入った。その代表例がトヨタやJALである。
言い訳は失敗や敗北の正当化である。敗北さえ正当化すれは、敗北主義というイデオロギーとなる。敗北主義者=負け犬である。
この面従腹背にはじまる言い訳・誤魔化しが全企業を覆っている。今後もトヨタやJALに続いて巨大企業の崩壊が表に出てくるだろう。このように自我発(自分発)である限り、その企業は崩壊する一方である。逆に言うと、みんな発に転換できるかどうかが、その企業の共認力を決定づけることになる。
私権のヒエラルキーによる上からの圧力では末端まで行き渡らないので自我が蔓延る。これが面従腹背⇒言い訳・誤魔化しが蔓延る根本構造である。この構造を断ち切るには、下からの共認圧力の形成しかない。下からの共認圧力によって言い訳・誤魔化しを許さない。これができた企業が勝ち残ることができる。
私権時代は上からの圧力、共認時代は下からの圧力。このように、力の構造が全く違っているのも、私権時代と共認時代の違いである。
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【3】これも、いろんな企業で見られる事例だが、成果が求められる圧力下で、否定→ダメ圧・説教を加えるタイプ。求められているのは答を出してあげることである。答を出さずにダメ圧や説教では誰もついてこない。ダメ圧や説教になってしまうのは、観念論(旧観念)に頭が支配されているからであるが、そんなものでは答になっていない。自分発からみんな発の転換の次は、否定から実現への転換が求められる。常に「どうする?」という答の探索が必要なのである。
ダメ圧に陥るパターンとしてもう一つ挙げられるのが、先頭切って闘うタイプ(闘える男に多い)。項羽がその典型で、私権時代では英雄になれるが、共認時代ではリーダーは務まらない。先頭を切って闘う人間自身は有能だが、自分ができるのだから、みんなできて当然⇒なんで、みんなはできないんだという否定視に陥りがち。
そういう人は、自分とみんなは違うということを事実として認識すること(男と女の違いを認識するのと同じ)。自分ではできる方法論でも、二段階も下の能力の人にとっては別世界の話であって全く使えないということになる。自分なら突破できる方法論⇒他の人なら可能な方法論という二段階の思考が必要になるが、この問題にも壁がある。観念論や規範観念をはじめとする旧観念から脱却して、全てを構造論に置き換えなければならない。この、旧観念からの脱却も相当な難課題である。
(続く)
(本郷猛)
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List    投稿者 hongou | 2010-03-30 | Posted in 12.現代意識潮流1 Comment » 

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コメント1件

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