2009年08月16日

『社会問題は何が問題?』2 ~マスコミが社会を閉塞させている?~


会社、学校、家庭・・社会はますます閉塞していくばかりです、、、
例えば・・
◆新型インフルエンザへの対応
『弱毒性ウィルス』であったにも関わらず、町中の人がマスクを付け、学校は数日、十数日に渡る休校。そして、薬局、コンビニ、あらゆる店舗からマスクが売り切れるという事態に。
異常な事態を招いたこの事件は、さらに、マスコミによって「マスクが売り切れ」ただけでなく、インフルエンザそのものの被害以上の悪い事態を招いていたのです。
シリーズ『社会問題は何が問題?』の第2回目となる今回は、「マスコミが社会を閉塞させている?」と題して、マスコミの偏った過剰な報道が、新しい被害と閉塞を生んでいる実態を見ていきましょう。
と、その前に、、
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≪マスコミが広めた市民不安≫
<実例①>~新型インフルエンザへの対応(2009年5月)~
  “社会の暗部”が噴出/横浜 高校生インフルの疑い (カナコロ‐神奈川新聞)より

 「横浜市内の高校生が国内初の新型インフルエンザ感染疑い」。今月一日未明、厚生労働省が緊急会見で明らかにした。「疑い」が晴れたのは、十六時間後。その間、学校は「パニック」に見舞われた。
~中略~
■パニック 校長がタクシーを飛ばして学校に駆け付けると、そこにはすでに報道陣約四十人が詰め掛けていた。アンテナを立てた中継車、上空にはヘリコプター。駆け付ける教員を、待ち構えたカメラが追った。 「まさにパニックだった」 明けて朝。学校周辺の薬局からマスクが消えた。「生徒がどの交通機関を使っていたか教えろ。うつされていたらどうするんだ」。電話口で声を荒らげる、近隣に住むという匿名の男性。~中略~
■抗  議 「教員によると、他校の部活動の顧問から『大会でおたくと対戦することになったら、うちは棄権する』と言われたそうです」 
 暗に学校を非難する圧力が、教育関係者からもかけられた。 生徒の「疑い」は晴れたが、同様に北米研修に参加した残りの五百五十三人の健康に不安があるとして、休校が決まった。問題は部活動だった。大会に出られない三年生は、「最後の試合」を迎えることなく引退することになる。 「一部の生徒は泣きながら校長室に直談判にやってきた。保護者もです。つらかったが、周囲の状況を考えても(出場という)選択の余地はなかった」 
 十二日、校長はホームページにメッセージを載せた。「声を大きくして訴えたい。すべての生徒、ご家族、先生方、学校そのものが被害者だったことを」 疑いの段階で詳細を公表した厚労省と横浜市、過熱した報道、ネットを介してパニックを増幅させた社会への、ささやかな抗議だった。

このような“事件の原因=マスコミ報道”となっている構造を探るため、近年起きた他の事件も参考に考えてみました
<実例②>~奈良県妊婦たらいまわし事件(2006年8月)~
  奈良の妊婦が死亡 18病院が転送拒否 (朝日新聞)

奈良県大淀町の町立大淀病院で今年8月、出産中の妊婦が意識不明の重体に陥り、受け入れ先の病院を探したが、同県立医大付属病院(同県橿原市)など19病院に「ベッドが満床」などと拒否されていたことがわかった。妊婦は約6時間後に約60キロ離れた大阪府吹田市の国立循環器病センターに搬送され、男児を出産したが、脳内出血のため8日後に死亡した。

  奈良県妊婦死亡事件 マスコミは二重に関わっていた (るいネット)

この奈良県南部の産科医の事件(分娩中に母親が意識消失→産科医が他院での処置を必要と判断→転送先の病院を探すが18軒に断られる→大阪の国立病院で受入→母親死亡)では、マスコミは二つの形で関わっています。
一つは、18軒もの病院が受入を断って処置が遅れたこと。もう一つが、この分娩時の産科医がマスコミに叩かれ奈良県南部から去り、奈良県南部の産科医がいなくなった事。
18軒もの病院が、受入を断ったのは、なぜか?

▽なぜ、たらい回しにされたのか?
 そもそも、産婦人科医は事故に遭ったときの裁判リスクが高いため、数が異常に減少しています。   結果、病院には当直の婦人科医がいないという状態を招いている。
 そして、この局面で患者を受け入れ事故が起きてしまうと、病院はマスコミから袋叩きにされる⇒妊婦の受け入れ拒否
<実例②>~秋葉原通り魔事件(2008年6月)~
  【時事お題】秋葉原事件・・自己中殺人どうする?1 (るいネット)

今回の秋葉原事件を時事問題としてみた場合、マスコミこそこのような事件を生み出した温床ではないか?という疑問を人々に抱かせるにいたった、という点で特筆すべき事件ではないだろうか。
●秋葉原事件の概要
6月8日午後零時35分ごろ、東京都千代田区外神田3のJR秋葉原駅近くの交差点で、2トントラックが歩行者天国となっていた中央通りに突っ込み、歩行者数人をはねた。さらにトラックから降りた男がサバイバルナイフで歩行者らを次々と刺した。7人が死亡、10人が重軽傷。犯人は加藤智大容疑者(25)。派遣労働先の「5日に会社でツナギ(作業着)を隠されたことでいろんな不満が爆発し、犯行を決意。
~中略~
どうせやるなら大きな事件を起こしてやろうと劇場犯罪に手を染めたのでした。行き詰った自我を世間に認めさせる一発逆転の最後の切り札が劇場犯罪による「ワイドショーの独占」となっていくのです。

  【時事お題】秋葉原事件・・自己中殺人どうする?3 (るいネット)

自己中は許さないという共認形成において最大の敵は誰でしょうか?それはマスコミです。
マスコミは事件の再発防止=現実をよくするために報道をしているのでしょうか。そうではありません、劇場犯罪は視聴率が取れるから取り上げているのです。一方的に犯罪者を悪者にし、自分は正義を気取る。しかし現実を変えるための追求はしない。

▽このような事件を起こした犯人の動機は?
 会社で嫌なことがあり、「モヤモヤを晴らしたい」「あいつらを見返してやる!」という思いが溢れ、その思いを晴らす為に誰でもいいから殺人=事件を起こしてやる!!
 そして、事件を起こせばマスコミが報道=“目立てる”!!⇒白昼、繁華街での殺人を実行
◆この3つの事件の背景をまとめると、
①マスコミの過剰な取材姿勢によって、普通の生活が出来なくなった人が出てきた
②報道被害を恐れて、妊婦を受け入れない。そこから、そもそも産婦人科医になろうとする人が減った。
③こういう悪いことをした人間を取り上げるマスコミ報道に乗っかって、人を殺して目立とうとする人が出てきた。
◆事件の背景に関わるマスコミ・・マスコミは、何のために報道をするので
しょうか?

 一つは、商売=お金のため。
 しかし、本人達は善い事をしているつもりです。なので、善い事(報道)はどんどんエスカレートしていきます。その結果、例に挙げた①~③の事件のような最悪の事態を招く。という構造になっているのです
◆では、どうしてそのような構造になってしまっているのでしょうか?
 マスコミ報道とは、新聞にしろラジオにしろテレビにしろ、一方的に情報を発信するもので、そこでは、相手の話を聞けないので自分たちが「善い事をしているつもり」で自己満足になったり、自己正当化してしまう構造にあります。
と いうことは、
 ⇒問題(事件)の本質を捉え、社会を考えていくには、一方通行のマスコミとは違った、双方向で考えることの出来る場が必要なんです!! 
     
こうやって、事件とマスコミのつながりを見ていくと、その真の怖さは「知らず知らずのうちに」自分自身も一緒にその中に巻き込まれていること・・・ :cry:
巻き込まれた結果、私達が一緒に騒ぎ出せばマスコミの報道はさらにヒートアップしていき、 ぐるぐるスパイラル状態に陥ってしまうのですね。
だからと言って「だったらテレビを見るのをやめよう」とか「新聞を読むのをやめよう」とか、そういった表層的な変化だけでは、ぐるぐる渦の中:閉塞していく社会から抜け出すことは到底出来ない!ということがよくわかりました。
ぐるぐる悪い渦から抜け出すには、まず事件の深層にある構造を理解する→そこから可能性が見えてきて、その方向へ転換していくことで、本当の意味での変化をもたらすることができるんですね

List    投稿者 piccolo | 2009-08-16 | Posted in 未分類 | 8 Comments » 

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コメント8件

 Ku_uu | 2010.01.22 1:45

新しい奴隷支配の方法として考案された
資本主義と議会制民主主義に変わる
新しいシステムを考え出す時期だと思います

 ハリマ | 2010.01.26 12:13

民主主義(デモクラシー)が、ヨーロッパでも第1次世界大戦までは、はなはだいかがわしい言葉として認知されていたのは驚きでした。しかしよく考えてみると現在の民主主義は、怪しいですよね。戦争を正当化するための後付けのスローガンだったと説明されれば、すごくスッキリします。

 土竜 | 2010.01.26 18:30

民主主義って良い響きで、良いものだと思ってました。
でも、歴史を紐解き、民主主義という言葉は戦争を吹っかける事を正当化するために使われ、見事勝利した戦勝国が謳った主義だからこそ、現在の様な良いイメージを築いていけたのだと知ると、とんでもない正当化観念である事が良く分かりました。
>今や、「民主主義」を旗印に、金貸しの手先と成り果てた検察・マスコミ・識者の発信は、全て読み替えていく必要があります。
本当にその通りだと思います!!

 うらら | 2010.01.26 19:17

Ku_uuさん
コメントありがとうございます。
たしかに、
>新しいシステムを考える出す時期
ですね。今の政界・経済界の混乱は、そのことを広く大衆にも認識させるきっかけになりそうですね。
日本にとって、ここがふんばりどきですね。

 うらら | 2010.01.26 19:25

ハリマさん、
コメントありがとうございます。
そうなんですよ~、元を正せば何とやら、ですね。
民主主義=いいこと、と教えられていましたが、
その生い立ちや中身は全然知らない、ということ自体、
気づきでした。
もう騙されゾ!と思いますが、そのためには、
常に言葉の背景にある「なんで?」を問うていく姿勢が、
必要なのでしょうネ。

 うらら | 2010.01.26 19:31

土竜さん
コメントありがとうございます。
>とんでもない正当化観念
というのはコワイですね。そしてそのことを知らないのは
もっとコワイですよね。
普段、当たり前と思っていること(観念)を今一度、
洗い出してみる必要がありそうでね。

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