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2009年03月07日

ドルと言う飛銭(不換紙幣)の崩壊が始まった

モンゴル帝国の「飛銭」の歴史を見ると、不換紙幣の供給管理には甚大な労力と自己規律が必要となるのである。現在の不換紙幣である米国ドルは、デリバティブの手法を使ったマネーゲームに余りにものめり込み、デリバティブの市場規模は昨年 末596兆ドルと実に世界のGDP(国内総生産)の10倍以上になってしまった。今や不換紙幣ドルは、米国や先進国が自らの力量では、コントロールできない貨幣となってしまった。


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       13世紀末までのモンゴル帝国と諸王家の領域                 ジンギス・カン

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参考URL:ドイツタロウのD通信 from Nagano

■「飛銭」で世界を支配したモンゴル帝国に次いで、アメリカは不換紙幣ドルで世界を主導した。
唐の帝国は実物から遊離した紙のおカネ「飛銭」を発明した。それ を飛躍的に発展させたモンゴル帝国は統一紙幣によって世界を支配した。以来、近代の大英帝国であろうとも、金、銀の裏付けがある 「兌換(だかん)」紙幣でなければ世界に君臨できなかった。
 兌換できない紙幣が世界通貨として復権したのは1971年8月のこと。ニクソン米大統領(当時)がドル・金の交換停止を発表して以来、米国は紙切れで世界を主導する歴史上2番目の世界帝国になった。
 
■今回のドル危機の構造は、以前とはかなり違う。 
米国は2000年初め以来の住宅ブームを原動力に、ドルを「デリバティブ」(金融派生商品)と呼ばれる金融市場で爆発的に増殖させてきた。デリバティブの市場規模は昨年 末596兆ドルと実に世界のGDP(国内総生産)の10倍以上。デリバティブとは原油などの商品から金利、通貨、天候、景気指標などに至るまで、変動する事象の将来をすべて賭けの対象にするマネーゲームである。
 現代のドル危機とは、しょせんは金銀との結びつきを断った「飛銭」なのに、束縛がないことを良いことにコンピューターという技術革新をベースに極端に膨張したことから生じている。

■飛銭のコントロールを失い、モンゴル帝国は分裂していった。
モンゴル帝国はアジアから中央アジア、ペルシャ、ロシア、アラブそして欧州の一部まで支配した大帝国である。この大帝国が一つの不換紙幣を通用させたということは驚くべきことであり、それだけにこの飛銭は有用なものであったと思う。

しかし同帝国も他と同じく、成立後の国内の制度疲労により官僚の腐敗、国家財政の浪費が相次ぎ結果として過度のインフレに悩むことになる。そしてそれにあわせて被制服民族は圧制から逃れることを考え、この飛銭の偽造を始めたのである。結果として大モンゴル帝国にこの偽造通貨が流通することでますますインフレが進み、地域経済が崩壊し、それがモンゴル帝国自体の分裂をもたらしたのである。この事実が示すように、不換紙幣の供給管理には甚大な労力と自己規律が必要となるのである。

■飛銭と同じ不換紙幣ドルは、今や米国や先進国が自らの力量では、コントロールできない貨幣となってしまった。
第2次世界大戦が終了して、米国が西側の盟主となると同国はドルによる世界覇権を目指した。欧州各国及び日本が復興を遂げても米国は今まで同様にドルを唯一の基軸通貨として強引に供給し続けていた。その結果ドルの供給量は過大となり、これに気がつき同国の経済が崩壊することを恐れた米国は時のニクソン大統領により金との兌換を取りやめたのである。

その後米国はG5(今ではG8)を組織して各国が協調してドル経済体制の維持に努めたが、自国の製造業の衰退により追い詰められた同国は、今まで以上に金融業にシフトせざるをえなくなり、80年代後半より始めた新資本主義をによる、グローバル経済体制をもとにした金融立国をめざしたのである。そしてドルによる世界各国の株式・債券市場への資金投入による金融業にのめりこんでいくのである。

一方このやり方も90年代にはピークを迎えることになり、それに替わる投資先をIT技術の進歩に頼った、人の頭を離れたデリバティブ取引に頼ることになったのである。しかし物事の判断をコンピューターに任せたことにより、デリバティブビジネスに一切の倫理的歯止めが利かなくなり、ドル建てのデリバティブビジネスの規模は鼠講的に拡大したのである。そして米国や先進国が自らの力量では、コントロールできない規模にまで膨らんでしまったのである。

過去の中国の王朝が実例で示した通り、自国の貨幣経済をコントロールできなかった段階でその王朝は崩壊にむけって一気に没落する。


日本は如何に没落途上にある米国とドル経済に付き合うのか
江戸時代の我国の経済体制は国民が飢えないための共通食糧である米と円滑な経済活動に必要な銀の両本位体制であった。大阪には国内最大のコメ市場が設けられ、常に米と銀を一定比率で交換していたのである。このことに注目すると、今世界での原油がかつての米の役割をになうのではなかろうか、原油ならば世界のどの通貨とも交換可能だからである。即ち原油は世界共通通貨なのである。とすれば江戸時代の日本に範をえて、衰退するドル経済を、原油を本位通貨として共用することで延命させ、世界経済の一気の崩壊を防ぐことが可能なのかもしれない。

コメント

お金が社会の中心になったり、生きていく為の手段=第一目的化してしまうと破綻に向かってしまうというのが、悲しい現実だということでしょうかね。。。

同じ過ちを何度も繰り返してしまう愚かさは、根本的に何かを欠落していることを示唆するのですが、この辺は、天下太平の社会を築いた江戸時代あたりに習うのが宜しいかもしれません。。。

  • 。。。 2009年03月10日 20:24

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モンゴルが不換紙幣をつかっていたとは!!!
おどろかされました。

  •  2009年03月10日 20:26

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