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2008年12月24日

『国際金融機関どうなる?』6.国際金融機関は何をやってきたか?(IMF編) ~ドル固定相場制→通貨危機→IMFによる金融支配の周到なシナリオ~

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メリークリスマス m204
みなさん、いかがお過ごしですか m079


今日と明日の2日間は、あさおかGからのクリスマス記事 m176
『国際金融機関どうなる?』4.国際金融機関は何をやってきたか?(IMF編、世銀編)
をお送りします Wink


ではさっそく、まずはIMF編です m033


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IMFは、『金・ドル本位制=ドル基軸通貨体制』を確立するために作られ、設立当初は、「金・ドル本位制」の固定相場制を守るための「管理通貨制度の監視役」としての役割を持っていました。(『国際金融機関どうなる?』3:国際金融機関の設立目的は? ~IMFは、ドルを基軸通貨にする為に作られた~


そして、ニクソンショック後の1973年、固定相場制から変動相場制に移行して以来、IMFは、元来の目的を失い、その役割を、途上国への融資に変化させたと言われています。


しかし、IMFが行ったのは、途上国の支援や救済ではなく、ウォール街などの国際投資家の代理人としての厳しい取り立てでした。
IMFは、支援を条件に、途上国に対して、規制緩和、民営化、経済と金融の対外開放を迫ります m252
途上国の金融市場が開放されれば、巨額の投資資金と国際分散投資で豊富な経験を持つ金貸したちは、思う存分資金を巻き上げられるからです Twisted Evil
もちろん、その結果、途上国がどんなに悲惨な状況になろうともお構いなしです m002


ご存知の方も多いと思いますが、あさおかGでは、改めて、各国が「通貨危機→IMFによる金融支配」にいたるまでの流れを、簡単に確認してみました m061


すると、そこから浮かんできたのは、IMFによる金融支配の周到なシナリオだったのです Shocked m050


事実をたくさんの人に伝えていきたいので、是非応援お願いします m024
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ありがとうございます m038

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■韓国

m161 アジア各国のドルペッグ制
アジア各国は、外資を呼び込むため、ドルペッグ制を採用。

m161 経済危機と金融危機
円安ドル高により、輸出競争力が低下。さらに、不動産バブルが崩壊。
ヘッジファンドによる大量のウォン売り。南朝鮮(韓国)は為替介入を実施したが、外貨準備高が底をつく。

m161 IMFによる金融支配
南朝鮮(韓国)は、IMFから、計570億ドルの融資を受け、経済的な主権を失った。
IMFは、緊縮財政と、経済の仕組みをグローバル・スタンダードに改革することを要求。
さらにIMFは、中央銀行の議決権を手に入れ、中央銀行を完全に支配下に置いた。

m161 その後の南朝鮮
GDPの減少、失業者の激増、経営者が外国人になる、経済格差の拡大、国外脱出希望者の増加etc。



■アルゼンチン

m161 アルゼンチンのドル固定相場制
アルゼンチンは、外資を呼び込むため、「通貨評議会方式」と呼ばれるドル固定相場政策を採用。
また、海外からの資金調達のため、早くから資本移動の自由化に着手していた。

m161 金融危機
経常収支を大きく上回る資金流入(対外バランスの不均衡)に対する投資家の不安から、大量のペソが売られ、金融危機に陥る。
しかし、暴動に至るまでの経済危機に陥ったのは、IMFが、財政赤字削減政策を融資の条件として求めたからである。

m161 IMFによる金融支配
IMFは、失業手当削減、公務員賃金カット、年金削減などの超緊縮財政と、国営企業を売却(=民営化)を要求。
さらにIMFは、国営ナシオン銀行の民営化を求めた。(ただし政権は民営化を拒否する意向を表明)

m161 その後のアルゼンチン
工業生産の壊滅的打撃、倒産・失業者の激増、暴動の多発、物価の騰貴etc。
銀行・産業の過半が多国籍企業に支配される。


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以上、簡単に二つの事例をご紹介しました m146
(通貨危機に陥った各国が、IMF支援を受けてとんでもないことになっている m081 ことは、多くの書物やサイトでも指摘されていますので、興味のある方は是非調べてみて下さい。 m059


さてここで、冒頭でもお伝えしましたが、何か気づいた m244 方もいらっしゃるのではないでしょうか m066


はたして、IMFは、各国が経済危機に陥って介入するチャンスを、ただうかがっているだけなのでしょうか。


そう考えてみると、ある重要な事実が浮かんできます。
以下の図解をご覧下さい。(クリックすると拡大表示できます)



後進国がドル固定相場制をとった場合、実態以上に自国通貨高になり、貿易においては不利(貿易赤字△)になります。
また、固定相場制の信認を得るため、あるいは実態以上の通貨高を維持するため、政府による自国通貨の買い支えが不可欠になり、財政を圧迫(財政赤字△)します。


つまり、「後進国のドル固定相場制は、必ず崩壊(通貨危機)に至る」のです Shocked


事実、各国は、「ドル固定相場制→通貨危機→IMF介入→IMFによる金融支配」というシナリオ m062 通りに進んでいきます。


この必然構造に、金融の専門家(金貸し)が気づかないはずがありません Twisted Evil


つまり、戦後のブレトンウッズ体制でのドル固定相場政策こそがこのシナリオの入り口であり、IMFによる金融支配戦略は、各国が目先の経済成長に目がくらんでドル固定相場政策に飛びついたときから、すでに始まっているのです m252


そして、IMFを牛耳っているのは、唯一の拒否権を持つアメリカであり、その背後にはさらに金貸しの存在があるのは、もはや言うまでもないでしょう。


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~参考年表~


~参考サイト~
『アジア通貨危機』(連山)
『南朝鮮にIMF緊急融資』(連山)
『韓国の経済どうなる?~紙幣を刷る中央銀行が赤字?(☆☆元銀行員の株日記☆☆)』
『アルゼンチンの悲劇』(田中宇)
『【インターナショナル アルゼンチン債務危機 民衆の怒りで政権崩壊】』
『新自由主義経済下のラテンアメリカ〔2〕の(下)』(世界のたたかいから)
『アルゼンチン新政権の持続的成長への課題』

コメント

ブレトンウッズ体制のドル固定相場制で、特に中・後進国はIMFに支援を受けていく必然構造があり、そこでの条件に、被支援国の中央銀行を法的に独立させ、国家の管理から離れた中央銀行をIMF(→アメリカ→金貸し)が支配するというシナリオがよくわかりました。
ある意味、金貸しの用意周到なシナリオはすごいですね。

しかし逆に見れば、金貸しの生命線は、中央銀行が国家管理から離れていることで成り立っていることを示しています。
これが、金貸しを排除したこれからの新たな金融秩序を考えるヒントですね。

  • ヘンプヒルズ 2008年12月25日 18:21

「外貨を呼び込むため」のドル固定相場制は、基軸通貨国の没落構造と同じ必然構造を孕んでいるんですね。

国の発展のための、バクチ経済による目先の経済成長という選択肢が、金貸しが一国を食い物にし支配するためのシナリオに、まんまとはめられているということがよくわかりました。

  • わたか 2008年12月25日 21:23

(IMFの様な)国際機関も、金融家たちの手の内。。都合の良い様に役割を変化させてきたんですね。。。
今回の金融危機においても、IMFからの支援を受けた国が沢山ありますね。それらの国も同様に、経済をおさえれれてしまっているのでしょうか?

  • のりか 2008年12月26日 02:53

ヘンプヒルズさん、こんにちは★
いつもコメントありがとうございます(^▽^)

ほんと、このシナリオすごいですよね~。。。
抜け目が無いっていうか、ある意味やっぱりさすがです。。

でも手法(構造)が分かったことで、ヘンプヒルズさんの言われているように、弱点というかヒントも見えてきたので、やっぱり構造をおさえるって大事だなと思います!!

これからも一緒に考えていきましょうね♪

  • しのぶ 2008年12月26日 17:23

わたかさん、はじめまして☆

伝わって良かった~(^^)
コメントまで返してくれて、嬉しい&やる気↑です♪
ありがとうございます!!

>ドル固定相場制は、基軸通貨国の没落構造と同じ必然構造を孕んでいるんですね。

そうなんです。。
しかも「元々、後進国」という前提なので、基軸通貨よりも不安定で、ちょっとしたきっかけでアッという間に暴落しちゃうんです。

でもこのシナリオ(構造)に気づけば、わなにはまらなくて済みますもんね!!

  • しのぶ 2008年12月26日 17:31

のりかさん、お久しぶりです♪
コメントありがとうございます\(^▽^)/

アイルランドとかですよね。。
たぶん、金融支配のシナリオに組み込まれてるんじゃないでしょうか。

『EUって、どうなっているの?』2 D・ロックフェラーの狙いは「東欧」!?
http://blog.trend-review.net/blog/2008/11/000918.html

というハナシもあるので、今回の金融支援を受けた国については、そういう視点での検証も必要ですね。

一つずつ、構造(手の内)を明らかにしていきたいです。
一緒に頑張りましょう☆

  • しのぶ 2008年12月26日 17:39

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