2008年11月19日
インターネットの可能性~新たな共認形成の媒体の事例~
11月13日の記事で『インターネットの可能性を再考する』がありました。
そこでは旧来のマスメディアに代わる新たな可能性としてインターネットを取り上げていました。
旧来のマスメディアの構造として挙げられていた
①情報の流れが上意下達である点
インターネットの構造としてとして挙げられていた
①情報の流れが双方向である点
に注目してその事例を紹介します。
情報の流れが上意下達である構造を身近に引き付ければ、企業等に勤められている皆さんなら直ぐに自分の会社のことが頭に浮かぶのではないのでしょうか
会社の経営方針は経営者からのトップダウン、個別プロジェクトは各部門の上司からのトップダウン
異議申し立ては出来なくはないが、個別に行なっても握りつぶされるか、聞く耳持たないってのが関の山ではないかと思われます。
そこで、これらの情報伝達や方針、報告を全てイントラネット上で行なう。
つまり旧来の指揮系統を取っ払ってしまうという大転換方針の事例です。
問題や課題が発掘されても、私権圧力の働かない指揮系統の中では悉く隠蔽されていく構造ができあがる。上長と部下の指揮系統では、上司が問題を握りつぶし、部下は指揮系統を意識するほどに問題を発信できなくなり自ら隠蔽する。とりわけ決定的問題が発見されるほどにその問題は共認圧力にさらされず、その指揮系統の中で隠蔽されていく。現在起きている不祥事が、とりわけ旧い指揮系統を残存させている官僚機構に顕著なのもそのためである。今や指揮系統は問題隠蔽の巣窟となり、不正の温床ともなっている。
言うまでもなく、自分に都合の悪いことを隠蔽することは、組織全体の課題が捨象される(なかったことにされる)ということであり、その組織にとってトラブル・大損失をもたらす、組織破壊行為である。さらに、各成員にとっても、隠蔽によって課題を捨象する(自分の頭の中でも課題がなかったことにする)ことは、思考停止そのものである。つまり、今や指揮系統は集団にとっても成員にとってもマイナス以外の何物でもなくなったということではないか。'70年頃から私権圧力が衰弱し始めて40年近くが経った。この間の不祥事・不正の続出は、私権統合・序列統合の産物である指揮系統が末路を迎えたことを表しているのではないだろうか。
つまり信じられないようなミスが起こるのは、私権社会から共認社会に移行しているのに体制は旧来のままなので、外圧に適応できる最先端の統合機能足りえなくなったということだ。
この課題の答えが『全てをネットに』という方針なのである。
つまり、指揮系統は全体課題を捨象して傍観者になるという構造を内在している。そこに自分の危機が加わると、保身に走り、その欠陥を利用して都合の悪い情報を隠蔽する。それでも、生存圧力が強かった時期は、降格やクビを恐れるため、抑止力になっていた。それさえなくなった今、共認空間を取り戻すためには、情報隠蔽を引き起こす指揮系統を廃止し、全てを社内ネットにゆだねていくことになる。こうすることによって、ミスの隠蔽は出来なくなり、問題が発生するたびに、それをどうする?という課題がみんなに共認されていく。
その共認圧力の真っ只中に身を置くことによって初めて、今まで思考停止していた脳の再生の可能性が出てくる。つまり、指揮系統によって分断され傍観者となっていた個人を、共認空間の中で当事者として再生するという意味をもつのだと思う。
このような仕組み考えることで、みんなは大きな可能性を感じる。その実現までにはたくさんの課題があるが、活力をもって突き進むことが出来る。このように、みんなの当事者度を上げる仕組みを作ることが体制改革の真髄なのだと再認識した。
また、これは新しい社会統合機構の試金石になることにも気がついた。
これは、共同体企業 類グループが実践しているイントラネットを利用した実例なのである。
一般の企業が一足飛びに同じような方法を取るのは難しいとは思うが、類グループが現実の中で成果をあげていくことで、レアケースがモデルケースに代わっていくのではないかと思う。
- by mtup at 02:15


ぽち 
コメント
すごい!!ネットで統合するって!?
確かに迅速な発信でメールを企業では使っているが、
これでは、一部の人しか知りえない情報となる。
要は、隠蔽しやすい。
ってことは、掲示板みたいなモノで統合するの?
教えて~!!!!!!!!!!
>つまり信じられないようなミスが起こるのは、私権社会から共認社会に移行しているのに体制は旧来のままなので、外圧に適応できる最先端の統合機能足りえなくなったということだ。
なるほど、共認原理に則った統合システムがいまだ構築されていないことが、様々なミスを起こしているんですね~。納得です。
以前から、イントラネットを活用したシステムは多くの企業でも採用されてきました。
例えば、知的財産の共有、スケジュールの「見える化」による社内コミュニケーションの活性化などなど。
しかし、「従前の社内イントラネットが上手くいかないのはなんで?」 にたいする 『★究極の答え★』が、この記事の中に書かれており、大変スッキリしました☆
ジャパンファンさん、はいねさん、海江田四郎さん、コメントありがとうございます。
>ってことは、掲示板みたいなモノで統合するの?
教えて~!!!!!!!!!!
そうです。掲示板形式だから、他部門の人間も見ることができるし、大阪で起こっている問題を東京の社員も知ることができる。みんなに開かれているから、不当な力関係が出ることもない、逆にそんな投稿に対しては周りからすぐに指摘されます。さらには文字として残るので誤魔化しも効きません。
その場として、掲示板が最適だったということですね。
>共認原理に則った統合システムがいまだ構築されていないこと
>「従前の社内イントラネットが上手くいかないのはなんで?」
ポイントは指揮系統を無くし、フラットにすることで誰に対しても気兼ねすることなく物申すことができることです。
指揮系統を残し、社内イントラネットを使っている企業はあると思いますが、当たり障りのないやり取りやほとんど活性化していないのが現状じゃないでしょうか。
全てをネットにを実践すると1日100件近くの投稿がされることになります。
今後も応援の方をよろしくお願いします。
愚痴や文句を言っているだけでは、発信できない!
“すべてをネットへ”の根本には、“よくしていきたい!”という思いが不可欠ですね。
ジャガーさん、返信するのが遅くなってすいません。
愚痴や文句を言う人って、自分の現実逃避の言い訳に対する共感が得たいだけなのかなって思います。
そんな事言ったって、現実は変わらないし、何より“良くしたい”っていう思いは感じられませんね。
これからも応援の方をよろしくお願いします♪