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2008年10月24日

ロシアは国有化へまっしぐら

これまで市場化が進行していると思っていたロシアが、なんと国有化へ向かっている Shocked

1年前から、この動きに気付いていた人達もいた様ですが、
「プーチンの真の狙いとは?」 (るいネットより)
今が、彼の野望を実現させる時なのか?

20070517215645.jpg

以下、(「プーチン“国有化劇”大詰め 金融崩壊に乗じ資本家一掃」フジサンケイビジネスアイより)

ウラジーミル・プーチン氏=写真(ブルームバーグ)=は2000年にロシア大統領に就任した後、2年間で、2人のオリガルヒ(新興寡占資本家)を国外へ追いやり、さらに2人のオリガルヒを刑務所へと送り込んだ。今、首相の座にあるプーチン氏は、世界的な金融市場の崩壊を利用して、オリガルヒとの対決に最終決着をつけるつもりなのかもしれない。

 プーチン首相と、メドベージェフ大統領は、資金繰りに困っているロシア企業に対して融資を約束した500億ドル(約5兆円)を使い、政府の支配を実業界に広げようとしている。その中にはオレグ・デリパスカ氏やミハイル・フリードマン氏といった大富豪が含まれている。

 露ウラルシブ・ファイナンシャルでチーフストラテジストを務めるクリス・ウィーファー氏は、「これによって政府はロシアの大手企業に対して、より大きな影響力を持つことになるだろう」と指摘する。「ロシアに残されたオリガルヒは『国家』だけになる」という。

 これらはすべて、10年前の裏返しといえる。当時、オリガルヒは、破産寸前だったエリツィン政権に対し、資金提供を行っていた。

 米誌フォーブスによれば、ロシアの資産家上位100人の資産の合計は、ロシア経済の3分の1に匹敵した。ブルームバーグの調査によれば、ロシアの富豪上位25人が、今年5月以降のロシア株式市場暴落で資産の62%にあたる2300億ドル以上を失った。

 そして、プーチン首相は、残った最大の財布のひもを握っている。財布とはすなわちロシアの5310億ドルに上る外貨準備高であり、プーチン首相は国営対外経済銀行(VEB)を通じて融資を行う。プーチン首相はVEBの監督委員会の委員長を務めている。

 オリガルヒはその資産を1990年代に手に入れた。当時、ロシア政府は、企業の所有権を個人の手に委ねはじめ、当局は弱体化した。オリガルヒはエリツィン政権に資金提供をすることと引き換えに、同国の鉱業最大手ノリリスク・ニッケルなどを手に入れた。ただオリガルヒの手助けがあっても、ロシアは1998年のデフォルト(債務不履行)を避けることはできなかった。

 その約2年後に、オリガルヒの1人、ボリス・ベレゾフスキー氏の支持を受け、プーチン大統領が生まれる。実業家でもあり、政治家でもあったベレゾフスキー氏は、エリツィンの側近グループの1人だった。

 そのベレゾフスキー氏は、プーチン氏によるオリガルヒ撲滅活動の初期の犠牲者となった。詐欺罪での追及を受けたベレゾフスキー氏は2001年、ロンドンに逃亡した。

 最も“称賛”されるべきは、ホドルコフスキー氏のケースだろう。ホドルコフスキー氏は脱税などの罪で逮捕された。国営石油ロスネフチがホドルコフスキー氏の会社の大部分を引き継いだ。ロシア政府は今や、石油生産の44%、天然ガス輸出のすべてを管理している。

 ロシア中央銀行のアレクセイ・ウリュカエフ筆頭副総裁は今月1日、VEBが、借り手に対して、他の融資先を探すことを禁じる権限を手にする方向だと明らかにした。これは、借り手の「負債が増えることを避けるため」だという。

 ウラルシブのウィーファー氏は、これにより、国家が企業の投資や開発を「指図する」ようになるだろうと指摘した。VEBによれば、13日までに、500億ドル以上の融資申し込みがあった。(Torrey Clark、Henry Meyer)

この動きは、ロシアの国力拡大という意味だけでなく、金貸しの力が弱まるという側面も持ち合わせている。

ロシアの大統領ドミトリー・メドヴェジェフ・は、多極化を叫んでいる様だし、今後、多極化の1極を担うだろうロシアは、その目指すべき姿に一歩近づいた様だ。

コメント

なるほど・・・・

やっぱり国有化によって、国際金融資本は国家に吸収されて、消滅する道をたどるんだ....。

欧米も徹底的な資本注入を実行して国有化してしまえば、国際金融資本も(ほぼ)消滅ということか?

しかし、国家(政府)が既に金融資本の手先下している場合にはどうなる?(そもそもそんなのは無いのか?)

わからんことが多すぎる・・・・・

  • コスモス 2008年10月23日 22:52

はじめまして。
政治・経済には初心者ですが、素朴な疑問です。

国有化って企業を国が保有する(つまり株主になる)とですよね。
国有化することで何が可能になるんでしょうか?
何らかの可能性(メリット)があるから国有化を図っていると思うのですが。。。

また、国有化には、背景にいる資本家達を排除しなくてはならないと思うのですが、排除出来そう何だけれども、今の政治家達を見ると難しいような気もして「本当に出来るかな?」と感じてしまいます。

  • ニョァ 2008年10月25日 23:19

プーチン。強力な共認形成力ですね。
民主主義の地平からは想像がつかない実行力に驚いた。

ロシア人は2/3が無貯蓄で銀行とも縁がない存在であり、また有価証券の保有人口も2%程度で、金融資本と縁の無いところで生活している、そもそも金融商品に不信感を抱いているという国民性がリーダーの実現力の裏づけとして存在しているのかもしれませんね。

ただ、これらの行動が社会共認によるものなのか、独裁権力によるものなのか?については現段階では明らかで、今後の動きに注目だと思います。

  • curryrice 2008年10月26日 00:00

>コスモスさん
ロシアには、ロスチャイルドも昔から騙されて痛い目にあってきたみたいですし、ロシア政府が既に乗っ取られているとは想像し難いですね。

ロシアという国の特殊性を考えれば、欧州全体にこの流れが波及する可能性は低いと思います。

>ニョァさん
資本家にとって国有化の一番のデメリットは、企業としての自由度を失うことであり、それと引き替えのメリットは、国の保護を受けるということでしょうか。

国に力があれば、そう悪い話でもないはずだと思います。もちろん力のある指導層がいての話ですが。。。

>curryriceさん
ロシアの国民性がこの社会共認を生み出した!という視点はおもしろいですね。
この動きが独裁政治への逆行ではなく、新たな政治手法への移行なのかは注目すべき観点だと思います。

  • maeyan 2008年10月27日 13:59

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