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2008年10月18日

『アメリカの共和党と民主党』 エピローグ・・・金貸しが支配する、市場システムの崩壊

『アメリカの共和党・民主党』22・・・要約版(1/2):建国前~現代
『アメリカの共和党・民主党』23・・・要約版(2/2):現在
の続きで、いよいよこのシリーズ最後の記事です tikara


■今後、我々は、どうして行けばいいだろうか?


戦後から一貫してアメリカに盲目的に追従し、国債を買い続けるなど、アメリカを支える政策一辺倒で行ってきた日本も他人事ではないどころか、間違いなく危険な状況にある Shocked


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■社会を統合する機能をもたない市場のシステムが崩壊するに過ぎない


ただし、今言われている危機の中身をよくよく見れば、
「市場の成れの果てのバクチ市場・ねずみ講市場の金融危機」でしかない


(参考:『るいNETWORK「ドル崩壊は実体経済を壊滅させるか?」』)


つまり、市場拡大停止を受けて実体経済から金融経済(投機の博打経済)で膨大した部分が破裂しかかっているに過ぎない。
そのことで本当に困るのは、金貸したちであって我々ではない。
市場の中でしか存在基盤がない金貸しの存在が無くなる危機に過ぎないのである。


そして、この状況の根本的原因は世界的な『市場拡大の停止→市場システムの崩壊』であるが、市場システムが崩壊するといっても、そもそも社会を統合する機能をもたない市場のシステムが崩壊するに過ぎない


だから、目先的には実態経済にも大きく影響は与えるものの、現実の我々の生活に即している社会が破局を迎えるわけではない!


それどころか逆に見れば、幻想の金融市場が破綻し、金貸しが支配する市場システムが崩壊することにより、今後は、国家主導で生産に直結した実体経済が世界情勢を左右していく健全な状態になる可能性が開かれるのだ


つまり、勤勉に生産する人々・国・社会が世界をリードしていくのだ!
そして、日本が従米隷属路線から解放される転機にもなるのだ!!


ただ、破綻の張本人のアメリカおよびその背後にいる国際金融資本家(金貸し)はそのことを熟知している。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

Q.では、今の状況で、彼らの命綱は何であろうか?


ここまでのアメリカの市場拡大を見ても明らかなように、アメリカに産業資本の生産力があったからこそ、国際金融資本家(金貸し)はアメリカに巣食い暴利を貪ってこれたのだ。


市場を牛耳る金貸しにとっての命綱は、現実の生産力!


だから、市場が縮小して追い詰められている欧米(とそこに巣食う金貸し)にとって、今や世界一勤勉で生産力をもつ日本が命綱になり、生産力と当面の私益を稼げる資本をもつ日本を最も狙ってくる。


よって、必然的に世界的混乱の元凶である国際金融資本(金貸し)と対立し対決せざるを得なくなる。


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Q.では可能性の基盤は?


◆何故、根本原因である「市場拡大停止」が起こったのか?


それは、1970年頃以降、先進国では「貧困が消滅」して物的豊かさを実現したからである。


1970年頃までは、貧困=飢えの圧力から逃れるため私権(金、地位、女など)を求めるエネルギーを原動力にして、産業の実体経済のなかで市場は拡大してきた。


それが、約3000年前の古代文明(これ以降が私権時代)から特に産業革命以降200年を経て、ほぼ先進国の中では物的豊かさが実現し物が行き渡ったため、放っておけば市場は縮小していく構造に転換した


それを、市場の拡大を基盤に特権的地位を得て暴利を貪る金貸し達が、市場拡大が停止すると存在基盤を失うので、国家を操り国債発行を通じて大量の資金を市場に投入し無理矢理に市場を延命してきた。


そして、産業資本が衰退したアメリカは、中央銀行から発行したドルをアメリカ経済に戻すため、
米国債市場と、レバレッジとデリバティブを駆使したバクチの金融市場、そして消費を支える石油を中東で購入しその支払ったドルを戻すために中東で戦争を誘発して兵器を売りつける軍需市場によって、
『ドル還流のブーメラン市場』をつくり、米経済を延命させてきたのだ


それが、ここにきて金融市場破綻を迎え、市場システムそのものの終焉を迎える危機に陥っているのだ


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

◆貧困が消滅して、共認充足の関係パラダイムの転換が可能性の基盤!


「貧困の消滅」とは、本能を直撃する飢えの生存圧力が衰弱したことを意味する。
それは、生存圧力を前提に誰もが私利・私欲を求めて争ってきた私権時代3000年(市場時代も含む)を覆す大転換を意味する


日本は、1970年頃の貧困の消滅によって、生存圧力を前提とする私権意識が急速に衰弱し、代って相手の期待に応え合う充足(=共認充足)を活力源(圧力源)にする本源収束が強まっていった。(脱私権・脱市場)


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◆あとは、観念パラダイムの転換を促す場をつくれば現実の可能性は開かれる!


Q.ではなぜ、1970年以降も今まで市場が延命されてきたのか?


金貸しの命綱は現実の生産力だが、それ以上に重要なのは、人びとの共認事項(≒世論)である。


例えば、『国家紙幣』を人々が共認して発行されたら、金貸しは手も足も出ない。


だから、彼らはマスコミを支配し、人々を観念支配するのに躍起になる


つまり、1970年以降も今まで市場が延命されてきたのは、金貸しなど一部の特権階級が、マスコミを通じて、都合の良い私権時代の旧い既成観念群を垂れ流して人々を洗脳してきたからである。


旧い観念が、人々の上部意識(観念回路)を覆い尽くし、新しい時代を形成してゆく筈の下部意識=本源収束の出口を塞いできたからである。


それは、市場の場でいえば、『市場拡大は絶対!』と思い込まされるように洗脳されてきたからである。


その結果、今、経済破局に直面する事態に陥っているのだ。
もはや、旧い既成観念では新しい時代の現実には通用しないどころか、人類を破滅に導くことになる。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

◆そのためにも、マスコミに代わり、人々が協働して『事実を追求する認識形成の場』をつくる


次代の可能性へ向かう人々の先端意識は、すでに私権収束から本源収束へと転換した。


だから、例えば、マスコミを通じて洗脳されてきた私権時代の『市場拡大は絶対!』の固定観念を突破できれば、新しい可能性は開かれる。


だから、必要なのは、旧観念に代わり新しい現実を導いていける新観念の創出である。


洗脳を突破し、人々が『事実を共認する場』をつくれるかどうかである。


その為には、マスコミに代わり、みんなで協働して事実を供給し合い、新しい事実の認識を形成し、共認さえすれば可能性は開かれる。


つまり、観念パラダイムの転換を促す「認識形成の場」をつくれば、

金貸しが支配する市場システムを越えて、『超国家・超市場』の新しい社会の形成も現実化してくる。

そのためには、市場のシステムやその市場が寄生する国家やその国家間の関係である国際情勢などを追求し、事実の認識をみんなで紡いでいくことが不可欠なのだ!!!


それが、新しい次代の可能性を開くためにも、そして今回の市場システム崩壊で受ける当面の影響を軟着陸させるためにもつながる。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  (了)


 

共和党と民主党を軸にしてアメリカの建国前夜から現在に至るまでの歴史を追求することで、
アメリカは『市場拡大のための国家』であることが明らかになるとともに、

現在、アメリカ発で『金貸しが支配する、市場システムの崩壊』の危機に直面していることが明らかになった。

そして、次代可能性の方向性も明らかになった。


この結論に至り、『アメリカの共和党と民主党』シリーズは、ここで終わりになります。


ここまで読んでくださった方々、本当にどうもありがとうございました。


では、次のシリーズで会いましょう。


by あさおかG

コメント

市場拡大のための国家=アメリカの崩壊は、まさに市場の崩壊。

これだけ聞くと、「どうしよう・・・」ってなってしまいますが、「市場拡大絶対」の価値観を超えればいいんだっていうのは、嬉しい気づきです。

でも、金貸したちに支配されているとそれがなかな受け入れられないので、それを共認してゆくことが必要なんですね!!

  • しのぶ 2008年10月18日 18:50

しのぶさん、コメントありがとうございます。

>金貸したちに支配されているとそれがなかな受け入れられないので、それを共認してゆくことが必要なんですね!!>

おっしゃるとおりです。
今回の金融破綻も、戦争が肥大したのも、南北格差が生まれたのも、環境問題が生じたのもすべて、市場拡大を是とした金貸したちに支配されている結果起こっているという構造を共認していくことが大事です。

そして、これからいかに金貸したちを規制して新しい経済の枠組みを模索していくことが必要になります。

次のシリーズではそのあたりも視野にいれたテーマを扱いますので、これから応援よろしくお願いします。

  • あさおかG 2008年10月19日 20:25

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