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2008年10月11日

ロシアは世界の何処よりも株価下落が大きいが、経済は堅実、石油が下支え

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ロシアの株式投資について
ロシアの株式は歴史が浅く、大きく三つの投資方法が有るようです。現在日本の一部上場企業相当する企業が315社424銘柄(日本は1700社)で規模はまだまだ小さい。
1,個人株式投資
  一般的な株式投資方法ですが、投資行為する人が少ないようです。
2,ファンド投資
  ファンドマネージャーという人にお金を預けて、ロシア企業に投資をしその配当益を受け取る投資
3,米国委託証券(ADR)による投資
  ADRにより海外企業の株をアメリカドルで売買し、配当金もアメリカドルで支払うことを可能になりました。このADRの請負はバンクオブニューヨークがほぼ独占的に取り扱っています。
ロシアでも上場している企業があるので、このADRを利用して、ロシアの企業の株に投資を行う。

ロシアの株価はどうなっているか
 ロシアでは日本の株式ではダウ平均とか日経平均と言われる指標が使われていますが、ロシアではRTS指標が使われています。
 2005年RTS指標が700から上昇し2008年5月にRTS指標はピーク時2500迄到達しそこから一気に85%も下落して845となる。
金融界の混乱はロシアの投資銀行KIT Financeが顧客への短期融資の資金調達が出来ず、金融市場の流動性確保が懸念され、ロシア中央銀行は最高額141.6億ドル市場に供給するが銀行は貸し渋りを行った為に、株価下落に歯止めが掛からない。また、原油価格も大幅に下落しておりこの流れに歯止めが掛かるのかが重大な関心事態です。

(ロシアのRTS指標グラフ)

chart.gif

(RTS指数とは、アメリカドル建てで算出される時価総額加重平均指数のことです。この指数はロシア取引システムの上場銘柄の株価で構成されています。スタートしたのが1995年9月1日ですが、それを基準日として、その日の時価総額を100として算出しています)


ロシア経済の現状
 他国と違い、ロシアの実態経済は現在堅実で国内消費の拡大、産業構造の変化、インフラ需要の増大など株価と連動はしていないと言われています。その原因は石油価格が下がっても輸出による景気支えはしっかり行われている点に有ります。従って、株式市場では世界の動向よりも激しい株価の変動になっているが、その原因は以下の動向の様です。

 国内問題では、輸入品の高騰などでインフレ傾向にあり、サブプライム問題に端を発した国内銀行の流動性確保のための中央銀行の通貨供給増加によって、インフレが再燃している。しかし、先進国に見られる不動産バブルや証券化商品の過剰投資による影響はそれほど大きくない。

(ロイター記事より)
ロシア株価は、ADR市場での投資によりロシア国内経済よりも米国を中心とする世界の株式市場により強く連動している。おおまかに見ると、ロシアの銀行・企業は高金利の国内ではなく、ロンドンなど国外で投資資金を調達している。欧米金融市場における信用収縮の影響を受けやすい位置にあると言える。


世界同時経済破局と連動するのか 
やはり石油が強固な下支えをしているが、石油の下落が高値で安定すればロシア経済は堅持されるが、石油消費が大幅に下がり価格も下がるとどの程度影響が出るのか。しかし、内需拡大はまだまだ必要な情勢に有りこの内需が経済の下支えになれば、経済破局の影響は少なくて済みそうです。また、金融社会として大きな経済支配をするだけの規模に達していない事が幸いするとも言える。しばらく様子を見守る事になる。

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