2007年07月15日
「白人による世界支配の終焉」
byヤガ
「過去数百年間、我々が経験しなかった勢いで国際システムが変化している。かつては、米国は解決策のある問題と取り組んできたが、今や長時間をかけて調整する時代にさしかかっている」(キッシンジャー)キッシンジャーが、過去50年とか100年ではなく、数百年といっていることに注目。
過去数百年というのは、要するにスペイン・オランダ・イギリス・アメリカとつづいた「白人による世界支配の終焉」を意味しているのではないでしょうか?
ロシア政治経済ジャーナルより
「白人による世界支配の終焉」とはどういうことか?改めて前段部分から引用します。
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(前略)▼プーチン発言の真意
アメリカはおそらく、なんやかんやと理由をつけて、東欧へのMD配備をすすめるでしょう。では、プーチン提案は無意味なのでしょうか?
そんなことはありません。
さっき理論的な話をしましたが、MD配備には政治的理由もあります。
そう、「欧州とロシアを分断する」こと。
アメリカの立場で考えてみましょう。欧州とロシアが、完全に一体化した。ロシアは欧州にユーロで石油・ガスを売る。これでドルはローカル通貨になる。アメリカはただの赤字大国となり没落するでしょう。ロシアの立場から見ると、欧州と一体化することで、多極化を進めたい。(米一極主義をぶち壊したい)
欧州の立場はどうなのでしょうか?これは分裂しているのです。まず、独仏を中心とする勢力は、ロシアと一体化したい。ロシアと一体化しイラク戦争に反対したドイツ・シュレイダーさん、仏シラクさんは去りましたが、基本的構造は変わっていません。しかも、欧州はロシアに石油・ガスを依存している。仲が険悪になると困るのです。
アメリカ絶対支持のイギリスと東欧は、ロシアと西欧を分裂させたい。なぜか?東欧は、つい18年前までロシア(ソ連)の支配下にあった。それで、非常にロシアを恐れている。東欧は、「独仏ではロシアの脅威に対抗できない。ロシアに対抗できるのはアメリカだけ」と考えている。で、東欧は親米反ロなのです。
アメリカもそのことを知っていて、ポーランドやバルト3国を使って、反ロ運動を推進しています。
(中略)
結局MD問題は、米ロによる欧州の取り合いなのです。
▼進展のなかった首脳会談
今回の首脳会談は、ブッシュパパの別荘で行われました。ブッシュ(子)がここに外国の首脳を招いたのは初めてのこと。そして、ブッシュパパ一家も登場したり、一緒に釣りをして、米ロ和解の演出をしました。アメリカ側が必死である様子がうかがえます。なぜかというと、アメリカはイラン問題でどうしてもロシアの協力を必要としている。
イラン問題は「通貨問題」であること、皆さんもご存知ですね?
「イラン、原油の輸出代金受け取りでユーロ建てを要求
(中略)
これは当然、強力な「ドル下げ圧力」になっている。
(中略)
アメリカ上層部も、いよいよ「米幕府は大政奉還するときが近づいて来た」と気がつきはじめているようです。
「過去数百年間、我々が経験しなかった勢いで国際システムが変化している。かつては、米国は解決策のある問題と取り組んできたが、今や長時間をかけて調整する時代にさしかかっている」(キッシンジャー)
キッシンジャーが、過去50年とか100年ではなく、数百年といっていることに注目。
過去数百年というのは、要するにスペイン・オランダ・イギリス・アメリカとつづいた「白人による世界支配の終焉」を意味しているのではないでしょうか?
日本はどうするべきか?
過去数百年続いた帝国による一国支配の構造は終わりを告げ、多極化した世界構造へ変化しつつあると思われる。アメリカがだめなら次は・・・と従属対象を探しても意味はない。その現実を踏まえて、日本がこれからどのような進路をとっていくか、を考えていきたい。
- by わたか at 10:50



コメント
どこが、「白人による」世界支配の終焉なのかよくわかりませんでした。
イランが力を付けてきた?中国が台頭してきたから?
白人同士で主導権がぐるぐる回っているだけに見えるんですが。
>どこが、「白人による」世界支配の終焉なのかよくわかりませんでした。
地位が低下したアメリカに代わって、例えばEUが(もしくはロシアが)世界を支配(or主導)しうるだろうか? もしくはその意図を持っているだろうか?
一国が世界を牛耳ることは、もはや不可能になっているのではないだろうか? それが、アメリカ支配の終焉、という形で現れているのだという気がします。
↑「白人による」支配の終焉というなら、非白人、アラブ人やアジア人や黒人の支配になるのかと思ったのですが。
そうではないということなんですね。
同じ考えです。
貿易赤字、イラク戦争敗北、ドル低下に伴い、アメリカ基地帝国を狭めなくてはならない現実が近づいているのでしょう。現実派が増えれば英国のように本土のみになるかもしれません。第二次大戦の戦勝五カ国以外にもドイツ、日本、イタリアやその他新興国の、韓国、台湾、インド、イスラム諸国などの発言権も増えるでしょう。アメリカが後退した場合、中国の海外進出が他国との戦争に繋がるのかが今後懸念されるでしょう。