2007年03月05日
世界同時株安が起こったのはなんで?② (「円キャリートレード」って何?)
今回の世界同時株安
は、日銀の金融政策の金利を上げたことにある!
そして、円の低金利を狙った「円キャリートレード」の終焉を感じた投資家によって起こされたということは、(1)の記事で明らかにされました。
ここでは、その原因となっている「円キャリートレード」って何?ということを考えていきましょう
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「円キャリートレード」とは以下の図を見てください!
簡単に言うと、低金利の円で投資資金を調達し、それを外貨に換えて高い収益が期待できるものに投資する手法のことです。
では、なんでそのようなことができるのでしょうか?
例として、日本(円)の金利を1.0%、A国(D)の金利を4.0%とします。1、イナカファンド
が、日本の銀行から1,000億円借ります。
2、次に、この資金をA国(D)の通貨であるDに両替して10億Dとします。
3、更に、この10億Dを、金利の高A国(D)の銀行で預金します。
4、そうすると、毎年、A国(D)の銀行から10億Dの4.0%にあたる、4,000万Dが利子として受け取れます。
5、しかし、イナカファンド
は日本(円)で1,000億円借りています。そのため、金利1.0%にあたる1億円を支払わなければなりません。
6、A国(D)で金利として受け取った4,000万Dを日本円に両替して4億円にします。 そしてこの4億円から、日本(円)の銀行への利子として1億円を支払います。
というわけで、差額の3億円
が手元に残る計算になります。
ここでポイントになってくることは2点あります。
(1)金利差
日本は現在ゼロ金利と言われ、ほぼ利子なしで借りることができます。
一方海外では、年利5~7%と言う国もあり日本の金利の低さが伺えます。
→この数パーセントを何千億円と動かすファンドにとっては利益になるため、金利差が大きいほど利益を得ることが出来ます。
→オーストラリアでは、普通の人が住宅ローンを組むとき、自国では金利が高いため、わざわざ円建てしてしまうそうです。
(2)円安
大規模なファンドは、円キャリートレードを使うべく、大量の資金を円で調達して、これを金利の高いドルやユーロに両替します。
ここで問題となるのは、この「両替」の部分。
円とドルの場合、「円を売ってドルを買う」動きとなり、円がダブつき、「円安」、「ドル高」を誘導します。
そして、円が安くなるということは借りたときよりも返すときのほうがすくないドルで済むことができます。
ここで金利差、円安という2重の効果によって大きな利益を上げることが出来るのです。 つまり、国内国外金利差が広ければ広い程、円キャリートレードは活発となり、円安ドル高を演出することになるのです。
このように「円キャリートレード」は、お金を動かすだけで莫大な利益を上げることが出来、更に市場を活性化させることが出来るのです!
- by sari at 18:54


が、日本の銀行から
コメント
「円キャリートレード」の仕組みには少々ビックリしてしまった。各国毎に金利差がある以上、ちょっと考えてみれば、簡単に儲かる仕組みだ。
①豊富な原資(資金)がある。
②その仕組み(金利差)が安定している。
上記の条件さえ満たしていれば、誰でも儲けられるシステム。知らなかったのは私だけでしょうか?
元手資金が乏しい普通の人は、それを利用して一儲けしてやろう!とは発想しないのだろうし、金利がこれほど長く低金利で安定する確信もなかっただろう。加えてマスコミからはそんな情報流れてこない!
今回の件でも、マスコミ・学者から、「円キャリートレード」その仕組みの存在は、公にならなかった。
>昨日はテレビのニュースなどで世界同時株暴落のニュースを見ていましたが、専門家の解説は夜の報道ステーションの伊藤洋一氏ぐらいで、NHKは経済記者が解説をしていた。しかし円キャリートレードの事は一言も出さずに、中国経済がこれほど世界に影響を与えるようになったというような事を解説している。伊藤氏の方はエマージングマーケットに流れた資金の引き揚げということを言っていました。(「株式日記と経済展望」(3/1の記事より引用)
円キャリートレードは85年の「プラザ合意」が起点になっている様で、これは当時の中曽根首相の従米路線の一事例だが、それにもまして危機感を覚えるのはマスコミである。
支配する側にとって都合の悪い事実は隠す、ごまかすという、マスコミの報道スタンスがまた明らかになった。マスコミの共認支配に怒りをもって抗議したい。
「世界同時株安が起こったのはなんで?①」で興味深い内容でしたが、「難しいくて挫折するかも・・・」と思いまいした。でも、「世界同時株安が起こったのはなんで?②」では、詳しい解説があってホッとしました☆