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2007年01月26日

「2ちゃんねる閉鎖騒動」Q&A

 「2ちゃんねる閉鎖騒動」とは2ちゃんねる関係者(および元関係者)らによる私益闘争である。ただ、世論に影響を及ぼすような掲示板の主導権争いが勃発した裏には、何らか政治状況の変化があったと考えるのが自然だろう。


今回はその騒動をQ&Aでまとめた。


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【Q1】2ちゃんねるは閉鎖されるのか?
 東京在住の会社員(35)が起こした申立は、「2ch.net」というドメインネーム(インターネット上の住居表示のようなもの)を含む西村博之の全財産の仮差押えである。したがって、「2ちゃんねる」というサイトの運営とは別次元にある。「2ch.net」というドメインが無くとも、直接IPアドレスを打ち込むか、別途ドメインネームを取得することで、「2ちゃんねる」は今までと同様閲覧も投稿も可能だ。


また、もくろみ通り「2ch.net」というドメインネームが差押えられ、競売に掛けられた場合、落札者が新しく管理人になるだけのことである。現管理人は対抗して新しい掲示板を立ち上げ、いたちごっこになるだろう。


【Q2】誰がやっているのか?
 2ちゃんねるで個人情報を開示され、誹謗中傷を受けたとする東京在住の会社員(35)が申立をしたとされる。彼自身2ちゃんねるの元関係者であり、管理人西村博之に対して発信元IPの開示を求めたが拒否されたので、西村を訴え、5万円/日の課徴金を課す裁判所命令を勝ち取った。しかし、西村はその後もその命令を無視し続け、金額が500万円に達したので、差押えを申立てたとのこと。


その会社員の背後にいるのが、山本一郎(ハンドルネームは切込隊長)の一派。ドメインネームの差し押さえについても彼が発案したとされる。米国からCourt Order(裁判所命令)を出させることで債権としてのドメインネームを押さえる方法があるようだ。


申立をした本人が運営しているとされるブログ(http://blog.livedoor.jp/wan111/)によれば、差し押さえ期限は今週中。


全財産の仮差押えを申立てられている管理人・西村博之の他に、中尾嘉宏(2ちゃんねるの実質的な支配者とされ、サーバ運用会社ゼロの経営者、夜勤★、FOX★といった固定ハンドル名で知られる)も、昨日(1/25)同じ人物から第三者破産を申立てられた。


【Q3】なぜ「閉鎖騒動」になったのか?
 ドメインネームの差押えを「2ちゃんねる閉鎖騒動」にしてしまったのは西村自身ではないかと言われている。申立をした会社員によれば、表向きの管理人である西村自身「2ちゃんねる」を閉鎖したがっているが、単に閉鎖したのでは「2ちゃんねらー」からどういう報復を受けるか分からない。よって、今回の申立に乗じて管理人を下りることを画策している、というもの。


何故管理人をおりたいのかは不明であり推測するしかないが、中尾の支配から脱却したい、ということではないか。西村自身、家族を含めたプライベート情報が2ちゃんねるその他に開示されており、そうした状況に耐えられなくなっているとする見方もある。


【Q4】西村博之は逮捕されるのか?
 現段階では民事であり、逮捕されるかどうかは不明。ブログによれば中尾が脱税で逮捕されるのではないかと予告している。


【Q5】2ちゃんねるの力は低下したのか?
 少なくとも、これまで存在した「猫タブー」(マスコミで2ちゃんねるを批判することのタブー)は雲散霧消した。右寄りの世論形成に小さくない影響を及ぼしていた2ちゃんねるに対する差押えを真っ先にネットで報道したのは、ZAKZAK(http://www.zakzak.co.jp/)という右寄りの代表格フジサンケイグループのニュースサイトである。(これに対して中尾はZAKZAKへのリンクを張れないようにサーバを設定)


このことからも、官邸→マスコミといった次元での力学関係に変化があったと見るべきでだろう。(敬称略)


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