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2007年01月16日

「アメリカの日本改造計画」を読む


ないとう@なんで屋です。昨年末に発売された「拒否できない日本」の著者、関岡英之氏の『アメリカの日本改造計画』読みました?現在の反米(保守)派が勢揃い。政治系のブログを書いている人には必読の本かもしれません。


ほんとに興味深い内容が多いのですが、その中でも分かっちゃいたけど、確かにな~という内容だったのが、東谷暁氏の『「日本マスコミ」は信用できるか?』


王子製紙と北越製紙の敵対的買収騒動、敵対的TOB、時価会計制度の導入、M&A、会社法改正、三角合併などについての、「先行する」マスコミ報道について、書かれています。


政府が政策決定する前の段階で、マスコミが(「M&A=企業を効率化する=産業を活性化させる=経済を成長させる」などの)アジェンダ・セッティング(議題設定)が行われているという論旨です。


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まず、一定期間は新たな議論の枠組みを提示し続ける。次にキーワードを使ってキャンペーンを張る。キャンペーンを張るころにはすでにアジェンダ・セッティングは完了しているので、人々はキャンペーンに違和感なくすんなりついていく。

1990年代の規制緩和や構造改革も、さらには郵政民営化も、こうした情報戦が先行していた。

アメリカの対日経済交渉で必ず使われるのが、まず世論を見方にするという「間接的な作戦」であり、この作戦はマスコミをターゲットとする。その際、アメリカが主張していることは日本国民にとって得なことであり、それを阻止しているのは日本の既得権益者だという論理が繰り返される。日米構造協議でもそうであったし、その後の『要望書』の論理も同じだった。マスコミだけでなく、小泉政権などは竹中平蔵大臣に代表されるように、この論理をいつの間にか自分たちの政策であるかのように思い込んだ。

確かに、昨今のホワイトカラー・エグゼンプションにしても、教育基本法の改正にしても、政府がそれらの法案を国会に提出し、ブログが一斉に取り上げだす時には、マスコミ発の「議題設定」は完了しています。

「教育基本法に賛成か反対か」というのも、実はマスコミによって「議題設定」されているのかもしれません。


「教育基本法とは何なのか?」「学校教育とは何なのか?」「学校は必要なのか?」・・・
「労働者とは何なのか?」「労働とは?」「会社は誰のモノなのか?」・・・
これらの根本的な疑問や議題は無視され、目先の議題設定に振り回されている危険を示唆されているのだと思います。


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「アメリカの日本改造計画」 目次

◆思考停止の「親米論」を疑え  小林よしのり×関岡英之

◆アメリカが押し付けた「東京裁判史観」が
 封印した、戦前日本の知的遺産
 佐藤優×関岡英之

◆近代主義の堕落と「魂の復興」
 佐伯啓思

◆「日本独立」の気概は、どこで失われたのか?
 森田実×関岡英之

◆世界覇権国家・アメリカから見透かされる日本
 副島隆彦×関岡英之

◆誰のための「構造改革」だったのか?
 紺谷典子

◆「日本マスコミ」は信用できるか?
 東谷暁

◆竹中平蔵・宮内義彦の研究
 中田安彦

◆なぜ、私は「造反議員」となったのか?
 小林興起

◆ホリエモン、村上ファンド事件に見る
 「自由放任市場」の落とし穴
 上村達男×関岡英之

◆「NTT解体」という謀略
 石黒一憲×関岡英之

◆「健康格差社会」で似本人の健康が危ない!
 近藤克則×関岡英之

◆金融占領
 東谷暁

◆「訴訟爆発社会」
 鈴木仁志

◆「美しくない国」日本
 三浦展

◆上流を「売国奴」にする教育、
 下流を「奴隷」に落とす教育
 和田秀樹

◆殺人マンション「耐震偽装事件」のカラクリ
 神田順×関岡英之

◆誰が「危ない牛肉」の輸入を認めたのか?
 神保哲生

◆下流社会を狙う「グレーゾーン金利」との戦い
 北健一

◆アメリカ「年次改革要望書」の研究
 横田一

◆保守論壇を叱る
 西尾幹二

◆西部先生、「保守思想」でいかに日本を守りますか?
 西部邁×関岡英之


 

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