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2006年11月07日

イラクの悪夢

「暗いニュースリンク」ティルマンは戦場へ行ったを読んだ。

ケビン・ティルマン氏の兄、パット・ティルマンはNFLのスター選手で、911テロ事件後に愛国心に駆られ、プロ選手としての高額年収を蹴って、弟ケビンと共に陸軍に入隊。米陸軍レンジャー部隊兵士としてイラクに派遣された後、2004年4月22日にアフガニスタンで戦死した。ケビン・ティルマン氏は2005年に除隊している。

パット・ティルマンの戦死について、当初陸軍側は「敵との交戦で殺害された」と遺族に説明していた。しかし2年経過した現在では、友軍の誤射で死亡した事実が明らかになっている。その後、戦死した兵士の遺族達の追求により、米軍が友軍の誤射による死亡例を隠してきた事実が少なくとも7件確認されており、米軍の公式戦死報告への信頼性はさらに低下しつつある。

 イラク戦争は開戦以来の米兵累計戦死者が、3000人に達するのも時間の問題となった。上下院選挙を控えた先月の戦死者は100人の大台を超えたと発表された。
 ブッシュ政権の戦争続行政策の正面の敵が、国内の厭戦世論となって愈々見えてきた。ベトナム戦争末期のテト攻勢を思い起こすまでもなく、イラクの国内情勢次第では敗北撤収止むなしの瀬戸際に来た。クルド、スンニ、シーア各派の内戦の深刻化に伴い、内乱の激化が米兵の戦死数を際限なく増大させる。

 パット・ティルマン氏の戦死のように、獅子奮迅の戦いぶりとは程遠い「犬死報道」は厭戦世論を沸騰させる。ケイリー上院議員は(失言として)今回は取り下げたが、戦死兵士の多くは下層・貧困層出の若者であることは事実であって、先進国の戦争は国内厭戦世論のたかまりが引き金となって敗北する。イラク戦争の米軍敗北撤収と、これから米国社会が半世紀以上にわたって背負う事となるイラク侵略の後遺症が、世界の人々の前に見えてくることとなろう。
(持国天)

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コメント

アメリカの「負け」は既に明らかなのに、日々命が無駄に失われていくんですね…。リンクの最後にある、

>幸運なことに、この国にはまだ民主主義がある。国民にはまだ声がある。国民はまだ行動できる。パットの誕生日の後で、それを始めようじゃないか。<

これを、実現しなければと思います。

  • まりも 2006年11月07日 23:50

「ティルマンは戦場へ行った」のケビン・ティルマン氏のコラム中で良く出てくる「どういうわけか・・・」?が気になった。
その問いに対し、答えるならば、

>これがアメリカ化とすれば、アメリカは単なる傲慢なリーダーにすぎず、世界が国際協調と国際分業で相互に繁栄する道を模索して動いている中で、とんだアナクロニズム(時代錯誤)をやっているとしか言いようが無い。(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=137114)

 というふうに、いつからか(貧困を克服した時から?)アメリカ国民が、見えない指導層たちに洗脳されてきた結果であり、その洗脳からいまだ覚めてない状況だから「どういうわけか・・・」という時代錯誤に陥っているのだと思う。あまりにも対象性の無さと自己中化という洗脳教育ゆえに、現実(現実認識・事実)を知った瞬間、アメリカ化というジョークにも似た現実の悪夢に唖然としてしまうのではなかろうか。

  • ぬ 2006年11月11日 22:12

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